「清野菜名さんのアクションは、いつからあんなに本格的なの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。『キングダム』の羌瘣(きょうかい)と、『今日から俺は!!』の理子では、強さの見せ方もずいぶん違います。
結論からいうと、アクションを学び始めたのは高校時代。スタントの仕事を経験し、作品ごとに動きを作り直してきた俳優です。
この記事では、本人のインタビューと舞台挨拶の発言をもとに、始めたきっかけ、スタント経験、『キングダム』で意識したことを整理します。映画の重大な結末には触れません。
清野菜名のアクションはいつから?きっかけは高校時代
『バイオハザード』のアリスへの憧れ
資生堂「花椿」の2022年のインタビューで、清野さんは高校時代に『バイオハザード』を見て、ミラ・ジョヴォヴィッチが演じるアリスに憧れたと語っています。強い女性になりたいと思い、学校でアクションを学びながらオーディションを受けていたそうです。
出発点は、映画の中の動きを「自分でもやってみたい」という気持ち。俳優として有名になってから役作りのためだけに始めた、という順番ではなかったのですね。
高校時代の挑戦から、撮影現場で使う技術へ
ORICONの2020年のインタビューでも、始めた頃にはバク転への興味や、強い女性への憧れがあったことを明かしています。ただ、難しい技ができることと、カメラの前で役として戦えることは別の話です。
例えば、相手役との距離、動きを止める位置、顔や感情の見せ方が違えば、同じ技でも印象は変わります。清野さんの経歴をたどると、運動能力だけでなく、作品の中で成立する動きを積み重ねてきたことが分かります。
清野菜名にスタント経験はある?「本人が全部演じる」とは分けて考えたい
清野さんには、スタントの仕事をしていた時期があります。ORICONの取材では、その仕事で顔が見えないように演じるよう指示され、俳優として出たい気持ちが強まった経験を語っています。
このエピソードは、アクションの技術を持っているだけでなく、表情も含めて役を演じたいという思いを知る手がかりになります。一方で、過去にスタントを経験したことから、全出演作の全カットを本人が担当しているとまでは判断できません。
「清野菜名 アクション スタント」で調べる場合は、スタントの仕事をした経歴と、各作品で本人が担当した範囲を分けて見ると情報を整理しやすくなります。
出典:ORICON NEWS・清野菜名インタビュー(2020年7月11日)
『キングダム』のアクションは何が違う?羌瘣の強さを作る工夫
速く動くだけではなく、無駄を減らす
『キングダム2 遥かなる大地へ』で演じた羌瘣は、卓越した剣技を持つ人物です。2022年7月15日の初日舞台挨拶で清野さんは、強く見せるために無駄な動きを減らし、速さを感じさせる動きの変化やリズムを意識したと説明しています。
共演の山﨑賢人さんによると、信と羌瘣では練習メニューも異なっていたそうです。ここからも、単に全員が同じ殺陣を覚えるのではなく、役ごとに身体の使い方を変えていたことが分かります。
出典:TOKYO HEADLINE・『キングダム2』初日舞台挨拶(2022年7月15日)
見るときは「技の数」より動きのつながりに注目
羌瘣のアクションを見返すなら、剣を振った瞬間だけでなく、そこへ入る姿勢や、次の相手へ移る流れに注目すると面白そうです。動きの大きさを追うだけより、リズムの変化に気づきやすくなります。
「速い」「強い」という印象を、どんな準備と表現で作っているのか。本人の説明を読んでから見ると、役作りとしてのアクションにも目を向けられます。
アクションを知るならどの作品?3作品の違いを整理
| 作品 | 公開年 | 本人の発言から分かる注目点 |
|---|---|---|
| 東京無国籍少女 | 2015年 | 従来とは異なる実践的な動きへの挑戦 |
| 今日から俺は!!劇場版 | 2020年 | 理子の合気道を取り入れた動き |
| キングダム2 遥かなる大地へ | 2022年 | 羌瘣の無駄の少なさとリズム |
『東京無国籍少女』は、手順を覚えるだけでは足りなかった
INTROの2015年の取材で、清野さんは同作のアクションを、それまで経験したものとは違う実践的な動きだったと説明しています。手順だけ覚えても成立せず、道具と自分の身体との距離感にも難しさを感じたそうです。
派手な動作が増えれば難しくなる、という単純な話ではありません。身体の外にある道具をどう扱うかなど、作品によって必要な技術そのものが変わることが伝わるエピソードです。
出典:INTRO・『東京無国籍少女』合同インタビュー(2015年8月12日)
『今日から俺は!!』は、相手の力を利用する難しさ
ORICONの取材では、理子の動きは相手の力を利用するため、手の動作が複雑だったことにも触れています。羌瘣の剣技とは違った種類の技術です。清野さんのアクションを比較するなら、同じ「強い女性」でも、何を使い、どのように相手と関わるのかを見ると違いが整理できます。
よくある疑問
アクションを始めた正確な年齢は?
今回参照した本人のインタビューで確認できるのは「高校時代」です。学年や誕生日による年齢の違いがあるため、ここでは特定の年齢に置き換えて断定していません。
『キングダム』だけ練習して上達したの?
いいえ。高校時代から学び、2015年の作品でもアクションの難しさや練習について語っています。『キングダム』での表現は、それ以前の経験も踏まえて見ると理解しやすくなります。
まとめ:清野菜名のアクションは、役ごとの積み重ね
清野菜名さんがアクションを始めたきっかけは高校時代の映画との出会いでした。その後はスタントの仕事も経験し、作品ごとに違う動きに取り組んでいます。
とくに『キングダム』では、羌瘣らしい無駄の少なさやリズムまで意識していることが印象的です。「運動神経がいい」で終わらせず、何をどう演じ分けているかに注目すると、作品を見る楽しみが増えそうですね。
俳優の身体表現に興味がある方は、吉沢亮さんの剣道経験についての記事もどうぞ。競技としての経験と、映像作品でのアクションを考える手がかりになります。
セレブ論 – cereb-ron
