松岡茉優のおすすめ映画3選!「勝手にふるえてろ」「万引き家族」「蜜蜂と遠雷」の見どころを解説

松岡茉優さんの出演映画を見てみたい。でも、恋愛映画も社会派の作品もあって、どこから手を付ければいいのか迷いますよね。

そんなときに入口にしたいのが、『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『蜜蜂と遠雷』の3本です。同じ俳優でも、恋に不器用な会社員、ひとつ屋根の下に暮らす家族の一員、コンクールに挑むピアニストでは、物語の中で担う役割がずいぶん違います。

この記事では、公式の作品紹介や本人コメントを手がかりに、3作品の設定と鑑賞するときの注目点を整理します。物語の結末には触れず、「自分ならどの1本から見たいか」が分かるように紹介していきます。

松岡茉優の映画はどれから見る?まずは3作品を比較

作品選びで迷ったら、公開順よりも、その日に見たい物語のタイプで選ぶと入りやすくなります。

作品・公開年 松岡茉優の役名 こんな物語が気になる人に
勝手にふるえてろ(2017年) 江藤良香〈ヨシカ〉 恋愛で空回りする気持ちや、自意識の揺れを描く物語
万引き家族(2018年) 柴田亜紀 家族とは何か、人とのつながりを考える物語
蜜蜂と遠雷(2019年) 栄伝亜夜 才能や競争、自分の表現に向き合う物語

年と役名の出典:松岡茉優公式サイト・映画出演歴

「松岡さんが物語の中心にいる作品をまず見たい」という場合には、映画初主演作の『勝手にふるえてろ』が分かりやすい入口です。一方で、複数の登場人物の関係から人物像を読み解くのが好きなら、後の2本も候補に入ります。

『勝手にふるえてろ』は、理想の恋と現実の恋のずれに注目

忘れられない「イチ」と、目の前に現れる「ニ」

大九明子監督が綿矢りささんの小説を映画化した作品で、松岡さんにとっての映画初主演作です。主人公のヨシカは、かつて好きだった同級生への思いを抱えたまま、会社の同僚から好意を寄せられます。

ここで気になるのは、単純に「どちらの男性を選ぶのか」という問題だけではありません。頭の中で大切にしてきた相手と、実際に自分へ近づいてくる相手では、向き合い方が変わるという点です。

思い出の中の人なら、会わない間に理想を重ねることができます。でも、目の前の人には、自分の都合のよい部分ばかりを求めるわけにはいきません。その違いを意識すると、恋愛の筋だけでなく、ヨシカ自身の戸惑いにも目を向けやすくなります。

作品の設定:WOWOW・『勝手にふるえてろ』作品紹介/映画初主演について:メ~テレ・映画製作発表

本人コメントから分かる、心の声を映像にする面白さ

公式サイトのコメントで松岡さんは、原作にある主人公の心の声に惹かれ、脚本での大胆なアレンジにも期待が膨らんだことを話しています。

このコメントを踏まえると、見るときのポイントは「本人の中で起きていること」と「周囲から見える姿」の距離です。言いたいことがそのまま口から出るとは限らない。だからこそ、会話の内容に加えて、表情や反応にも注目したくなる作品です。

出典:『勝手にふるえてろ』公式サイト・出演者コメント

『万引き家族』では、家族の一員としての立ち位置を追う

是枝裕和監督の『万引き家族』で演じるのは柴田亜紀。公式の物語紹介では、治や信代、初枝らと暮らす人物として登場します。一家は厳しい暮らしの中で、万引きにも手を染めています。

作品を選ぶときは、温かな家族映画というイメージだけで入るよりも、「一緒に暮らすこと」と「家族であること」の関係を問いかける物語として捉えると、設定がつかみやすいでしょう。

ヨシカと亜紀では、人物を知る入り口が違う

『勝手にふるえてろ』では主人公の恋が物語を動かします。それに対して『万引き家族』では、一家の中で亜紀がどこにいるのか、誰とどんな関係を持っているのかが、人物を考える手がかりになります。

見比べるなら、「誰と一緒にいる場面なのか」を意識してみてください。同じ人物でも、家の中と外、相手との距離によって、受け取る印象は変わり得ます。ひとりの人物を単独で評価するより、人間関係の中で追っていく見方が合う作品です。

一家を最初から善悪のどちらかに分類せず、生活の様子と行動の両方を見ていく。そのうえで亜紀の居場所を考えると、作品を見終えた後にも話したくなる問いが残りそうです。

作品設定の出典:『万引き家族』公式サイト・作品紹介

『蜜蜂と遠雷』は、ピアノの勝負だけでなく「他者との出会い」が鍵

恩田陸さんの小説を石川慶監督が映画化した『蜜蜂と遠雷』。松岡さんは、かつて神童と呼ばれた栄伝亜夜を演じています。舞台となるのは国際ピアノコンクールです。

亜夜のほか、松坂桃李さんが演じる高島明石、森崎ウィンさんが演じるマサル、鈴鹿央士さんが演じる風間塵が登場します。人物紹介からも、同じ舞台に立つ4人の背景が異なることが分かります。

順位を予想するだけではもったいない理由

コンクールが舞台だと、つい「誰が優勝するのか」を考えてしまいますよね。でも、この作品の紹介で軸となっているのは、ピアニスト同士の出会いが、それぞれを変えていくことです。

相手は競争相手であると同時に、自分にはない音楽に気づかせてくれる存在でもある。そんな視点で亜夜を見ると、演奏の前後にどんな変化があるのかにも関心が向きます。

人物とあらすじの出典:日本映画データベース(JFDB)・『蜜蜂と遠雷』

亜夜のピアノ演奏を担当しているのは誰?

もうひとつ知っておきたいのが、映画の演奏を支えるピアニストの存在です。ソニーミュージックの公式発表によると、栄伝亜夜のピアノ演奏は河村尚子さんが担当しています。

つまり、人物を演じる松岡さんの表現と、音を担う演奏家の表現が、映画の中でひとつの役を形作っています。この点を知ってから見ると、演技だけ、音楽だけに分けず、両方が合わさった場面として味わえるのではないでしょうか。

出典:ソニーミュージック・映画の演奏担当者発表

迷ったらこの順番!松岡茉優の3作品を見比べる楽しみ

3本とも気になるなら、まず『勝手にふるえてろ』で主人公に寄り添う物語に触れ、次に『万引き家族』で家族の中の立ち位置を追い、最後に『蜜蜂と遠雷』で音楽を介した関係を見る順番はいかがでしょうか。

これは作品の優劣をつけるランキングではなく、恋愛、家族、音楽と、人物を取り巻く世界を変えながら見るための順番です。気になるテーマが決まっているなら、もちろんそこから選んで大丈夫です。

松岡茉優さんの出演作を知る面白さは、作品名を覚えるだけでは終わりません。「この人物は何を望んでいるのか」「人と出会うことで何が変わるのか」。その問いを持って3本を見比べると、役柄の違いをより具体的に楽しめそうです。

ほかの俳優の出演作も探したい方は、横浜流星の代表作と役柄の違いを紹介した記事もあわせてどうぞ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

error: