松下奈緒のピアノの実力は?音大での学びと作曲・演奏歴、聴きたい作品を紹介

暖かな照明に照らされたグランドピアノと楽譜

ドラマでおなじみの松下奈緒さん。テレビでピアノを弾く姿を見て、「本業として演奏しているの?」「音大では何を学んだの?」と気になった人もいるのではないでしょうか。

松下奈緒さんは、東京音楽大学で学び、アルバム制作やコンサートを続けているピアニスト・作曲家です。俳優として知られる前から、鍵盤と向き合ってきた時間がありました。

ここでは、松下奈緒さんのピアノの実力を考える手がかりとして、本人が語った練習や進学のエピソード、確認できる演奏歴を紹介します。後半では、音楽活動を初めて知る人に向けて、作品の選び方もまとめました。

松下奈緒のピアノの実力は?まず知っておきたい音楽活動

演奏の好みは人それぞれですが、活動歴を見ると、松下さんが継続して音楽の仕事に取り組んできたことが分かります。

時期 主な音楽活動
3歳 ピアノを始める
大学時代 東京音楽大学で学び、俳優としても活動
2006年 アルバム『dolce』を発表
2007年 日本フィルハーモニー交響楽団と共演
2009年 オリジナルピアノ曲集『pf』を発表

ソニーミュージックの公式プロフィールには、2007年に東京芸術劇場でモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を演奏したことが記されています。オリジナル曲だけでなく、オーケストラと共演するクラシックの舞台も経験しているのです。

ただし、こうした経歴だけで「誰より上手い」と順位をつけることはできません。聴きたいのがクラシックの解釈なのか、親しみやすいメロディなのかによっても、耳を向ける部分は変わります。松下さんの場合は、演奏に加えて、曲を作り、映像作品や番組へ届ける仕事まで見ると、音楽家としての姿をつかみやすくなります。

出典:ソニーミュージック公式プロフィール

ピアノは何歳から?3歳で始め、人前で弾く楽しさを知った

松下さんは、母親がピアノを弾く環境で育ち、3歳から習い始めました。Real Soundのインタビューでは、幼い頃の発表会で『かえるの合唱』を弾いた映像が残っていると話しています。

小学生の頃には、クラスの合唱の伴奏も担当。安室奈美恵さんの『CAN YOU CELEBRATE?』を弾いて友達が喜んでくれた経験は、今も印象に残っているそうです。課題曲を弾けるようになる喜びに、誰かへ音楽が届く喜びが重なったのでしょう。

俳優への憧れにつながったのは、小学6年生の頃に見たドラマ『ロングバケーション』でした。音楽が身近な作品に夢中になり、山口智子さんが演じたヒロインへの憧れが生まれたといいます。ピアノと演技の入り口が、子どもの頃からつながっていたのは興味深いところです。

出典:Real Sound・松下奈緒インタビュー(2022年)

松下奈緒のピアノと大学|東京音楽大学を目指した高校時代

松下さんが学んだのは東京音楽大学です。LEONの対談では、進路を考えた高校時代に、音楽を深めるため同大学へ行きたいと思い、本格的に取り組んだと語っています。

幼い頃から習っていたとはいえ、音大受験は順調なことばかりではありませんでした。周囲には小中学生の頃から進学を意識してきた人もいて、気持ちが折れそうになることもあったそうです。「3歳から弾いている」という短い紹介の裏には、進路を自分で決めて準備した時間がありました。

大学卒業については、2008年3月19日の日刊スポーツの当日報道でも、ピアノ専攻を卒業したことが確認できます。音大出身という肩書だけでなく、専門的に学んだ経歴がある人として捉えたいですね。

なお、大学の偏差値を並べても、個人の演奏の特徴までは分かりません。進学前の努力と、その後にどんな作品を発表したかを分けて見るほうが、松下さんの歩みを理解しやすくなります。

出典:LEON・本人対談(2022年)/日刊スポーツ・卒業時の報道(2008年)

ピアノの演奏だけではない|幼い頃から続けてきた作曲

松下さんは、幼い頃から曲を作っていました。婦人公論のインタビューによると、作曲の先生から、その日の出来事や気分を音にするよう教わり、母親に手伝ってもらいながら五線譜へ書き込んでいたそうです。

作曲と聞くと特別なひらめきを想像しますが、松下さんの出発点は、日々の感情を音で残すことでした。また、コンサートに寄せられる感想にも目を通し、曲に込めた思いが伝わることを喜びとして語っています。

この話を知ると、オリジナル曲を聴く楽しみも少し変わります。速いフレーズや華やかな響きだけでなく、「どんな場面を思い浮かべて作ったのだろう」と想像する余地が生まれるからです。作った人がそのまま演奏する作品ならではの入り口です。

出典:婦人公論・松下奈緒インタビュー(2021年)

松下奈緒のピアノ曲・アルバムは何から聴く?目的別の3作品

作品が多くて迷う人は、まず「何を知りたいか」で選ぶと入りやすくなります。ここでは、発売情報や収録内容を確認できる3枚を紹介します。

原点を知りたいなら『dolce』

2006年10月18日発売のデビューアルバムです。公式の商品紹介には、映画『アジアンタム ブルー』で本人が演奏した3曲や、本人作曲の『わんこ』などが挙げられています。

松下さんが、俳優として映像に出演しながら音楽も発表し始めた時期を知る一枚。映画との接点から聴き始めたい人にも選びやすい作品です。なお、収録曲をすべて本人の作曲と取り違えないよう、曲ごとのクレジットも確認してみてください。

作品情報:『dolce』公式ページ

オリジナルのピアノ曲に触れるなら『pf』

『pf』は2009年発売の作品。公式紹介では、Sony「VAIO」のCM曲『f』を含む、全12曲のオリジナルピアノ曲を収録したアルバムとされています。

「松下奈緒さんが作るピアノ曲を聴きたい」という人には、テーマが分かりやすい一枚です。気になる曲を見つけたら、メロディを追う聴き方と、伴奏や音の重なりに耳を向ける聴き方を試すと、自分が好きな響きも探しやすくなります。

作品情報:『pf』公式ページ

編成やアレンジの違いを楽しむなら『FUN』

2022年の『FUN』には、クラシックの『天国と地獄』を取り上げた楽曲もあります。ソニーのインタビューでは、河野伸さんにアレンジを依頼し、自ら2台のピアノを弾いて多重録音した制作について説明しています。

オーケストラを迎えた曲やピアノトリオを基調とする曲など、編成の幅も特徴です。同じピアノでも、周りの楽器やアレンジで聴こえ方がどう変わるか。そこを楽しむ入り口になります。

出典:Cocotame・『FUN』制作インタビュー(2022年)

俳優とピアノの両立が生きた映画『風の奏の君へ』

2024年公開の『風の奏の君へ』では、松下さんは作曲もするピアニストの青江里香を演じました。ピティナの取材では、自分と役の共通点が多いからこそ、両者をどう分けて演奏するかに難しさを感じたと語っています。

実際に弾けることと、登場人物の気持ちで音を出すことは別の課題。役を演じながら、その人がどんな思いで鍵盤に触れるかを考える姿には、二つの仕事を続けてきた背景が表れています。

演奏場面を見るときは、指の動きだけでなく、その前後で人物の気持ちがどう変わったかにも注目したいところです。ドラマや映画から松下さんを知った人にとって、演技と音楽を一緒に味わえる作品です。

出典:ピティナ・本人インタビュー(2024年)

コンサートや演奏映像を探すときの確認ポイント

生の演奏を聴いてみたい人は、松下奈緒さんの公式サイトから、公演情報や音楽活動の案内を確認してみてください。検索結果には過去のツアーページも残るため、開催年と会場、出演者を見てから予定を立てると安心です。

映像で聴く場合も、レコード会社や番組、本人の公式発信を入り口にすると、曲名や公開時期を確かめやすくなります。短い切り抜きだけでは曲全体の流れが分かりにくいので、気になった演奏があれば、収録アルバムへ進むのも一つの方法。曲の前半と後半で、響きや盛り上がりがどう変わるかを楽しんでみてください。

まとめ|松下奈緒のピアノは学び・作曲・演奏の積み重ね

松下奈緒さんには、3歳からのピアノ経験、東京音楽大学での学び、オーケストラ共演、オリジナル作品の制作という歩みがあります。実力が気になったときは、評判だけで判断するより、実際の作品に触れるほうが発見がありそうです。

原点なら『dolce』、ピアノ曲なら『pf』、編成の幅なら『FUN』。気になる一枚から、俳優とはまた違う松下さんの表現を聴いてみてはいかがでしょうか。

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