山下智久の英語の勉強法は?ルート66の転機と教材2冊、海外作品への挑戦

英語の学習ノートと映画の台本、窓の外へ続くアメリカの道を描いたイメージ

山下智久さんが海外の俳優やスタッフと英語で話す姿を見ると、「どんな勉強をしてきたのだろう」と気になりますよね。海外作品で演じる姿から、もともと英語が得意だったと思う人もいるかもしれません。

ところが本人は、高校時代は英語が苦手で、26歳のアメリカ横断の旅を終えてから本格的に勉強したと語っています。現在の活動につながったのは、興味だけで終わらせず、学ぶ時間と使う場所を作ってきたことでした。

この記事では、山下さん本人のインタビューから、英語学習の転機、教材や会話の工夫、海外ドラマで求められた準備までを整理します。学習法を紹介する時点と、その後の活動も分けて見ていきましょう。

山下智久はいつから英語を勉強?ルート66の旅が転機

2022年のニューズウィーク日本版の独占インタビューで、山下さんは英語への興味は以前からあったものの、本格的に取り組んだのはルート66を旅した後だと説明しています。

その旅は2011年11月、26歳の時のこと。自ら車を運転し、シカゴとロサンゼルスを結ぶ旧国道を進む様子が、紀行ドキュメント番組になりました。

本人が感じたのは、通訳を通さず、相手の言葉をもっと直接受け取りたいという思いでした。英語ができる姿を見せたいというより、目の前の人をより深く理解したい。その必要性が、帰国後の学習につながったのですね。

出典:ニューズウィーク日本版の本人インタビュー(2022年9月7日)、映画.com「山下智久がアメリカ横断に挑んだドキュメント番組」

山下智久の英語の勉強法|教材は同じものを2冊用意

2018年のAERA Englishの取材を掲載した東洋経済オンラインでは、同じテキストを2冊買い、1冊は持ち歩き、もう1冊は家で開いたままにする方法が紹介されています。

家に置く本は、その日に勉強したいページをあらかじめ開いておく。疲れて帰宅した時に、本を取り出してページを探すところから始めなくてよいようにしていたそうです。

この工夫で注目したいのは、冊数そのものより勉強を始めるまでの手間を減らしていることです。大きな空き時間を待つのではなく、移動先と自宅の両方に、学習へ戻れる場所を置いていたわけですね。

ただし、誰もが同じ本を2冊買う必要があるという話ではありません。自分が使う教材をすぐ開ける状態にするなど、生活に合った形で考えられるヒントです。

出典:東洋経済オンライン/AERA Englishの本人取材(2018年5月29日)

友人との会話やメールも、英語を使う場所に

同取材では、日本に住む英語話者の友人との会話やメールを英語にしたことも語っています。食べたいものや、その日のできごとなど、自分が本当に伝えたい内容をどう表現するか考え、友人に教わっていました。

教材で言葉を知る時間と、人に伝えるために使う時間。その両方があったことが、山下さんの学び方の特徴です。ひとつの教材だけで上達した、と説明するよりも、生活の中へ英語を持ち込んでいた姿が見えてきます。

単語学習を続ける姿勢|英語を「仕事の一部」と捉える

2023年のVOGUE JAPANのインタビューでは、英語の勉強を続けることについて、山下さんは英単語を覚えるのも仕事という気持ちで取り組んでいると話しています。

趣味の時間が余ったら勉強するのではなく、海外でも表現するために必要な準備として、日々の活動へ組み込んでいたのですね。本人が夢を貫くうえで大切なこととして挙げたのも、継続でした。

英語が仕事につながってからも、学習が終わったわけではない点は見落とせません。海外作品への出演という結果の裏側で、単語を覚えるような基礎的な作業を続けていることに、歩みの具体性があります。

出典:VOGUE JAPAN「諦めなければ、失敗にならない」(2023年6月12日)

海外ドラマ『THE HEAD』では、英語をどう演技につなげた?

英語の学びが大きく仕事につながった作品のひとつが、2020年に公開された国際連続ドラマ『THE HEAD』シーズン1です。山下さんはメインキャストの一人として参加しています。

Huluの公式サイトに掲載された本人コメントでは、英語のセリフは、心情や状況を理解して多く練習することで自然に出てくるものだと考え、準備して臨む姿勢を示していました。

つまり、英語の音を正しく再現すれば終わりではありません。役が何を考え、どんな状況で言葉を発しているのかを理解し、演技として成立させる必要があったのです。

ニューズウィークの取材でも、以前のオーディションでは必死に音で覚えていたものの、それだけでは難しかったと振り返っています。言葉を意味として理解し、普段から使っていることが、セリフの準備ともつながっていたのですね。

出典:Hulu『THE HEAD』シーズン1公式サイト、ニューズウィーク日本版のインタビュー2ページ目

日常会話と役のセリフは、同じ英語でも準備が違う

友人との会話なら、自分が言いやすい表現へ言い換えることもできます。一方、俳優の仕事では、作品の意図や役柄、場面のリズムにも向き合います。話せることが、そのままどんな役でも演じられることを意味するわけではありません。

だからこそ、海外で演じる姿を見る時は、発音の印象だけでなく、表情や相手とのやりとり、場面の中で言葉がどう届いているかにも目を向けると、学習の先にある仕事の難しさが伝わってきます。

2024年にも語った英語環境|日本にいても話す機会を作る

2024年4月のラジオ「TOKYO SPEAKEASY」で、山下さんは英語なら生活に困らない程度には対応できると説明する一方、専門用語などはわからないこともあると話しました。

また、アメリカから来たマネジメントチームの人に現場にいてもらい、空き時間になるべく英語を話せる環境を作っていることも明かしています。

ここでも、海外へ行く日だけ英語を使うのではなく、日本で仕事をしている間にも使う機会を確保していました。留学期間や特別な教材だけを探すより、言葉を使う生活をどう続けているかを見ると、本人の取り組みを理解しやすくなります。

なお、これは2024年の発言です。当時の自己評価を、今の資格スコアや公的な語学レベルへ置き換えることはできません。

出典:スポニチ「現在の英語力は『生活には困らない程度』」(2024年4月18日)

山下智久の学習から取り入れやすい3つの考え方

本人の環境を丸ごと再現するのは難しくても、工夫の狙いは日常の学習に置き換えられます。以下は、紹介した発言をもとに整理した提案です。

本人の工夫 日常で考えられる取り入れ方
教材を開きやすくしておく 次に取り組むページを決め、短い空き時間から再開できるようにする
伝えたい話題を英語で使う 食事や趣味など、自分が話したい内容をひとつ用意する
使う機会を生活に置く 英語を学ぶ友人と短いやりとりを続けるなど、無理のない場を作る

教材を増やすことより、学んだ言葉をどこで使うかを決めておく。その視点を持つと、知識をためる時間と会話する時間がつながりやすくなるでしょう。

ただ、どの方法が合うかや必要な期間は人によって異なります。「山下さんと同じことをすれば同じ速さで話せる」という保証ではなく、続ける仕組みを考える材料として捉えたいですね。

山下智久の英語についてよくある疑問

英語が得意だったから海外作品に出たの?

本人は高校時代に英語が苦手だったと話し、旅の後に本格的に学んだ経緯を説明しています。生まれつき得意だったという説明より、興味と必要性を持ち、学習と実践を積み重ねてきた過程を見るのがよいでしょう。

TOEICの点数や使用教材の名前はわかる?

今回確認した本人の取材では、資格試験の点数や教材の具体的な書名を特定できませんでした。教材を2冊使う工夫と、特定の商品を愛用しているという情報は別です。推測の点数や教材名を、本人の実績として受け取らないよう注意したいところです。

まとめ|英語を学ぶ時間と、使う場所をつなげてきた

山下智久さんの英語学習は、ルート66の旅で感じた「相手の言葉を直接受け取りたい」という思いから本格化しました。教材を開きやすくする工夫や、友人との会話、仕事の合間の実践を続け、海外作品での表現にもつなげています。

華やかな成果だけでなく、毎日の準備や環境づくりを知ると、その英語の見え方が変わります。学び始める時も、続け方に悩む時も、まずは自分が何を誰に伝えたいのかを考える入口になりそうです。

ほかの俳優の学び方は、松田元太さんの英語とLA留学を解説した記事でも紹介しています。

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