柴咲コウはなぜ北海道に?二拠点生活の理由と父への思い、森での暮らし

白樺の森を望む室内と採れた野菜、お茶の道具を描いた水彩風イラスト

柴咲コウさんが北海道で暮らしていると聞くと、「東京から移住したの?」「どうして北海道を選んだの?」と気になりますよね。森に囲まれた生活は印象的ですが、単に都会を離れてのんびり過ごしている、という話ではありません。

柴咲コウさんが選んだのは、東京と北海道を行き来する二拠点生活です。北海道との家族の縁、父への思い、自然と近い暮らしをしたい気持ちが重なり、生活する場所を増やしてきました。

この記事では、本人インタビューと放送局の紹介を基に、北海道を選んだ理由、家を建てた背景、実際に紹介された暮らしを整理します。仕事を辞めたのかという疑問も、活動の流れと合わせて見ていきましょう。

柴咲コウはなぜ北海道に?両親の故郷と自然への思いがあった

柴咲さん自身は東京生まれ、東京育ちです。一方、両親はともに北海道出身。北海道テレビのメディアSODANEの2021年の紹介では、母は礼文島、父は旭川の出身で、子どもの頃からスキーなどで北海道へ行く縁があったと語っています。出典:SODANE・北海道に家を建てた理由〈前編〉

ただ、大人になるまで、自分が北海道に住むとは考えていなかったそうです。自然は好きでも、仕事のある東京での暮らしと、理想の生活がうまく重ならない感覚があったのですね。

2020年のオリコンの本人取材でも、実際に暮らす東京と、ルーツとしての北海道の両方が自分の中にあったと説明しています。「移住」というより、その感覚を具体的な形にするという話でした。出典:オリコンニュース・女優兼実業家としての本人インタビュー

出身地を変えるのではなく、以前から自分につながっていた場所で生活してみる。北海道を選んだ理由を知るには、この家族との縁が大切な手掛かりです。

北海道生活はいつから?2020年に始まった東京との二拠点生活

フジテレビ『TOKIOカケル』を紹介した2022年12月のめざましmediaの記事では、2020年から北海道と東京での二拠点生活を始めたと説明されています。当初は住むつもりがなかったものの、現地へ行き、景色を見ているうちに住みたい気持ちになったそうです。出典:めざましmedia・北海道でのスローライフ紹介

また、SODANEの取材では、緊急事態宣言で思いがけず時間ができ、自然に触れたい思いが強くなったことも背景として語られています。以前からの関心と、生活の変化が、行動するタイミングにつながったのでしょう。

時期 確認できる発言・紹介
2020年 北海道と東京の二拠点生活を開始
2021年 北海道での生活や、畑づくりの様子を紹介
2022年 番組で北海道の自然に触れる暮らしを披露
2023年 本人取材で、別の拠点を持つことが心のより所になると説明

昔の記事に登場する「移住」という見出しだけを見ると、東京を完全に引き払った印象を受けることもあります。しかし、本人が話してきたのは、仕事や暮らしのバランスを見ながら二つの場所を行き来する形です。

北海道の家は父のためだった?本人が明かした建築の背景

北海道に家を建てた理由には、父への思いもありました。2021年のSODANEでは、東京の暑い夏に父が避暑で来られるように作った家だと説明しています。その取材時点では、まだ父が来ていないという、思い通りには進まない話も笑いを交えて語られていました。

2023年のハーパーズ バザーの本人取材でも、父のために家を建てたが、あまり使ってもらえていないことに触れ、気分で使ってもらえればいいという姿勢を見せています。両親が北海道出身であることに加え、土地との感覚が合ったことも理由に挙げていました。出典:ハーパーズ バザー・二拠点生活についての本人取材

「父のために建てた家」と「父がずっと住んでいる家」は、同じ意味ではありません。家族の暮らしぶりは時期によって変わり得るので、過去の話から現在の同居状況まで決めつけずに受け止めたいですね。

北海道では何をしている?畑、森、手作りの食を楽しむ時間

北海道での生活として印象的なのが、自分で野菜を育てる取り組みです。SODANEでは、有機栽培を続ける吉田俊道さんに教わり、畑を作る様子が紹介されました。完成済みの庭を眺めるだけでなく、土づくりから手を動かす時間があったのですね。

後編では、もみ殻を水で湿らせ、森の菌の働きについて教わる場面もあります。何気なく見える森や草が、野菜を育てる環境とつながっていることを、現場で確かめる取り組みでした。出典:SODANE・畑づくりと暮らし〈後編〉

めざましmediaの番組紹介でも、森でのピクニック、野菜の収穫、乗馬などが取り上げられています。大きな窓から緑が見える家や薪ストーブのある風景と一緒に紹介され、北海道の自然を生活の中で楽しむ様子が伝わってきます。

畑の野菜は、食卓にもつながっていた

同番組では、自分の畑で採れたニンジンの炒め物や、葉を使った和え物も披露していました。野菜が店頭に並ぶ前の時間に関わり、採ったものを台所へ運ぶ。景色だけでなく、食べることまで含めた暮らしなのですね。

ここから、すべての食材を自給しているとか、農業を本業にしたとまでは言えません。本人が紹介したのは、生活の中で野菜を育て、食べる経験です。「完全な自給自足」という強い言葉より、日々の工夫として見るほうが実態に近いでしょう。

家づくりにも表れる、長く使うことへの関心

SODANEの後編では、家づくりを考える中で「北の住まい設計社」と出会ったことが語られています。北海道の木を大切に使い、持続可能な取り組みを長く続けている点に、柴咲さんは共感していたそうです。

見た目が素敵な建物を選ぶだけでなく、何を使い、どんな考えで作っているかに目を向けていたことが分かります。畑や食と同じように、暮らしを支える物がどこから来るのかを、身近なところで考えているのですね。

前編では、繰り返し洗って使えるみつろうラップも紹介しています。北海道で生活を始めたから突然すべてが変わったのではなく、以前から感じていた消費やごみへの疑問を、暮らしの中で少しずつ試しているように見えます。

北海道で暮らすために仕事を辞めた?活動との両立を考えた選択

北海道に拠点を作ったことを、俳優や歌手の仕事から引退したという意味に取るのは違います。2020年のオリコンの取材では、連続ドラマの撮影期間と、その後に空く時間の違いに触れ、SNSやYouTubeなら場所を問わず発信できるとも話しています。

生活する場所を増やすことは、仕事を捨てることではなく、仕事に集中する時間と、それ以外の時間をどう組み合わせるかという話でした。長い撮影に向き合う仕事だからこそ、同じリズムの毎日だけではないのですね。

2026年10月のオリコンの本人取材でも、EP『泡沫』やライブツアーについて語っています。二拠点生活の話題が出た後も、表現活動は続いています。出典:オリコンニュース・2026年の音楽活動についての本人取材

二拠点生活で得たものは?自分の中の調和と切り替え

2021年3月の会見で柴咲さんは、北海道で暮らす時間を取り入れることが、仕事への意欲や気持ちの切り替え、自分の中の調和につながると話しています。生活の比重が今後どう変わるかは分からない、とも述べていました。出典:オリコンニュース・北海道生活と心の調和について

同じ会見では、ただ理想の暮らしに憧れるだけでなく、自分の生活に合うのか試しているという話もしています。最初に完成形を決めるのではなく、実際に過ごしてみて調整する。そこに、二拠点生活を続けるうえでの柔軟さが感じられます。

「移住」と「二拠点生活」はどう違う?

この記事でいう二拠点生活は、東京と北海道の両方に生活の場を持ち、行き来することです。一つの場所を離れて、もう一つへ完全に生活を移す印象とは少し異なります。

本人が当時の東京での生活を説明した発言と、北海道で過ごす映像は、矛盾するものではありません。滞在日数や仕事の予定が変わっても、その都度どちらか一方だけを「本当の拠点」と決める必要はないのですね。報道の時期を合わせて読むと、暮らしの選択が理解しやすくなります。

まとめ|北海道は、柴咲コウが暮らしの幅を広げた場所

柴咲コウさんが北海道を選んだ背景には、両親の故郷との縁、父への思い、自然に触れる生活への関心がありました。2020年から始めたのは、東京との二拠点生活です。

畑の野菜を食卓に運び、使う物の成り立ちを考え、仕事とのバランスを探る。北海道での暮らしを知ると、華やかな活動の裏側にある、日々の時間を大切にする姿勢が見えてきますね。

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