ドラマではスーツを着た大人の余裕を見せ、映画では迫力のあるアクションもこなす山本耕史さん。「いつの間にこんなに筋肉がついたの?」「どうしてそこまで鍛えるの?」と気になった人もいるのではないでしょうか。
実は、トレーニング好きなのは若い頃から。ただし、今の鍛え方につながった転機には、舞台でのけががありました。さらに作品によっては、体を大きくするだけでなく、サイズを落とすこともあります。
山本耕史さんの筋肉は、長年の趣味と、舞台に立ち続けるための体づくり、役に合わせた調整が重なったもの。本人のインタビューや会見発言をたどると、その積み重ねが見えてきます。
山本耕史の筋肉はいつから?10代から鍛えることが好きだった
2026年8月の『anan』のインタビューで、山本さんは10代の頃から鍛えるのが好きだったと話しています。ある作品への出演を機に、突然ゼロから筋トレを始めたという経歴ではありません。
最初の楽しみは、重たいものを持ち上げられること。その後、40歳くらいのときに出演した劇団☆新感線『髑髏城の七人』で、開幕して間もなく肉離れを経験したと振り返っています。残る81公演を過ごすのは、かなり大変だったそうです。
それまでは上半身を中心に鍛え、脚のトレーニングは十分ではなかったため、下半身にも取り組むようになったとのこと。筋肉を見せる部分だけでなく、体を支える部分にも目を向けたことが転機だったのですね。出典:ananwebの本人インタビュー(ライブドアニュース掲載、2026年8月14日)
ここで分けたいのが「鍛え始めた時期」と「視聴者が体格の変化に気づいた時期」です。昔のドラマの印象と近年の姿を比べて驚いても、その間のトレーニングが突然始まったとは限りません。本人の説明に沿うなら、出発点は10代、鍛える部位を見直したのはその後の舞台経験、という順番で理解するとすっきりします。
なぜ筋肉を鍛える?舞台と役作りの両方が関わっていた
舞台は、毎回の本番を生身の体で演じる場所
山本さんにとって舞台は、俳優としての基礎になった場所です。2023年の音楽劇『浅草キッド』に関するインタビューでは、舞台の喜びとともに、年齢を重ねるにつれて感じる大変さにも触れていました。
撮影ならいったん止められる場面でも、舞台では演技が続いていく。毎回、目の前のお客さんに向けて力を出す仕事の厳しさを率直に語っています。筋肉の話をこの発言と合わせて読むと、長い公演に臨む俳優としての体との向き合い方にも関心が向きます。出典:エンタメOVO・山本耕史インタビュー(2023年10月1日)
もちろん、すべての舞台役に同じ体格が必要なわけではありません。山本さんの発言で面白いのは、トレーニングが好きという個人の楽しみと、作品に立つ仕事の話がつながっているところです。「筋肉がすごい俳優」という一言では、その背景までは伝わらないかもしれません。
『はたらく細胞』では衣装に合わせて上半身を強化
役作りの具体例が、2024年公開の映画『はたらく細胞』です。山本さんが演じたのはキラーT細胞。アクションに加え、衣装から見える上半身にも存在感がありました。
初日舞台あいさつでは、衣装合わせで腹筋を出す形ではなく、上半身が強調されることを確認し、そこを重点的に鍛えたと説明しています。すでに体ができている状態から、短期間でさらに大きくするのは負担も大きかったそうです。出典:シネマトゥデイ・初日舞台あいさつ取材(2024年12月13日)
どの役でも同じように鍛えるのではなく、衣装を着たときにどう映るかまで考えているのがポイント。筋肉の量だけを見るより、キャラクターの見せ方として体づくりをしていると考えると、映画での姿も違って見えてきます。
山本耕史の筋トレ習慣は?朝に済ませる理由が具体的
2022年12月、ミュージカル『太平洋序曲』の会見で「譲れないルール」を聞かれた山本さんは、筋トレを朝一番にすることを挙げています。仕事を終えた後だと疲れてしまうため、家族が起きる前の朝5時ごろなどに済ませると話していました。
さらに、トレーニングウエアを着て眠り、起きたらすでに運動できる格好にしているというエピソードも。気持ちを奮い立たせる話というより、始める前の準備を先に終わらせておく工夫なのが印象的です。
会見では、好きな言葉として「広背筋」、苦手な言葉として「リバースクランチ」を挙げ、会場を笑わせています。ストイックな印象だけでなく、筋トレについて楽しそうに語る姿も伝わる話です。出典:日刊スポーツ・『太平洋序曲』会見取材(2022年12月6日)
ただし、これは会見当時に本人が話した生活習慣です。今も毎日同じ時刻に、同じ内容をこなしているとまでは言い切れません。撮影や舞台の日程もある仕事なので、過去のエピソードと現在の細かなメニューは区別して受け取りたいところです。
筋肉を大きくするだけではない!2026年にはサイズを調整
筋肉が話題になる人だけに、「ずっと大きくし続けている」と思うかもしれません。ところが、2026年8月の『フル・モンティ』に関する取材では、違う一面も語られています。
山本さんは、普段と同じペースでトレーニングを続けながら少しずつ筋肉を落とし、一番大きかったときから約4kg落としたと説明。また、好きが高じてトレーニングのインストラクター資格を取得したことにも触れています。出典:めざましmedia・『フル・モンティ』インタビュー(2026年8月12日)
「4kg」はその取材時点での本人の説明であり、現在の体重を示す数字ではありません。それでも、必要に応じて体格を調整していることはわかります。『はたらく細胞』で上半身を強化した話と読み比べると、作品ごとに体の見え方を変える俳優としての工夫がより具体的になりますね。
筋肉は合成なの?2017年のCM企画と実際の体は分けて考える
「山本耕史の筋肉は合成?」という疑問には、実際に合成を使った広告企画が存在します。2017年3月に公開された「澄みわたる梅酒」の特設サイトでは、山本さんとボディビルダーの体を合成した動画が紹介されました。
「梅酒なのに透明」という商品の特徴になぞらえ、意外な組み合わせを楽しむ企画です。マイナビニュースも、ボディビルダーの体を合成した演出であることを明記しています。出典:マイナビニュース・特設サイトの紹介(2017年3月21日)
このCMの特殊な姿を、本人の通常の体格として見るのは早計です。一方で、広告に合成があったことだけを理由に、映画や舞台で見せる筋肉まで一括して作り物と考えるのも違います。どの作品・動画の話なのかを確認すると、疑問を整理できます。
筋トレのメニューや資格は?気になる疑問を整理
毎日の回数や重量までわかる?
今回確認した本人取材では、朝に行う習慣や、作品に合わせて重点を置く部位はわかります。一方、一週間の全種目、セット数、使用重量までそろった固定メニューは確認できませんでした。「上半身を重点的に鍛えた」という役作りの話と、日常の全メニューは別の情報です。
見た目から体脂肪率を推定したり、過去の会見から現在のベンチプレス記録を決めつけたりすると、本人が公表した内容を超えてしまいます。数字を知りたいときこそ、いつ・どの場面で語られたものかを見るのが大切です。
トレーナーの資格も持っている?
前述のめざましmediaの取材では、インストラクター資格を取ったと本人が話しています。ただし、その発言だけから資格の正式名称や指導歴までは特定できません。俳優として活動しながら、好きなトレーニングの知識を深めてきたことが伝わるエピソードとして読むのがよさそうです。
まとめ|山本耕史の筋肉は、長年の積み重ねと役への調整
山本耕史さんは10代からトレーニングが好きで、舞台でのけがをきっかけに下半身にも取り組むようになりました。朝に済ませる習慣があり、作品では衣装に合わせて強化する部分を選ぶ一方、体格を落とす調整についても語っています。
印象的なのは、筋肉の大きさそのものより、舞台や映画の表現と結びついていること。出演作を見るときは、役の衣装や動きにも注目してみると、山本さんの準備の細かさを楽しめそうです。
体を使った表現に関心がある方は、玉木宏さんの柔術への取り組みや、岡田准一さんの格闘技に関する記事もあわせてどうぞ。
セレブ論 – cereb-ron
